コイン400回で表220回以上の確率は?

問題

1枚の硬貨を400回投げるとき,表が220回以上出る確率を正規分布で近似して求めよ。ただし P(0≦Z≦2)=0.4772P(0\leqq Z\leqq 2)=0.4772 とする。

硬貨を400回投げたときに表が出る回数 XX は二項分布 B(400, 12)B\left(400,\ \frac{1}{2}\right) に従います。回数が多いので、正規分布で近似して確率を求めます。ポイントは、平均と標準偏差を求めて標準化し、与えられた P(0≦Z≦2)=0.4772P(0\leqq Z\leqq 2)=0.4772 が使える形に直すことです。

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解説

  1. X∼B(400, 12)X \sim B\left(400,\ \frac{1}{2}\right)

    回数が多い二項分布は正規分布で近似。表の回数は400回・確率1/2の二項分布。

  2. m=400×12=200m=400\times\frac{1}{2}=200

    平均はnpで、400×1/2=200。

  3. σ=400⋅12⋅12=10\sigma=\sqrt{400\cdot\frac{1}{2}\cdot\frac{1}{2}}=10

    分散はnp(1−p)=100、標準偏差は10。

  4. Z=X−20010 ⇒ Z≧2Z=\frac{X-200}{10}\ \Rightarrow\ Z\geqq 2

    表を使うため、平均を引き標準偏差で割る。220は20÷10で、Zが2以上。

  5. P(Z≧2)=0.5−0.4772P(Z\geqq 2)=0.5-0.4772

    右半分の0.5から0.4772を引く。平均と標準偏差を出して標準化が合言葉。

コイン400回で表220回以上の確率は?の解説(動画の画面)
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答え

0.02280.0228

答えは0.0228。

ポイント

  • 二項分布 B(n, p)B(n,\ p) の平均は m=npm=np、分散は np(1−p)np(1-p) です。この問題では m=400×12=200m=400\times\frac{1}{2}=200、分散は 100100 なので、標準偏差は σ=100=10\sigma=\sqrt{100}=10 です。
  • nn が大きいとき、XX は近似的に正規分布 N(200, 102)N(200,\ 10^2) に従います。そこで Z=X−20010Z=\frac{X-200}{10} と標準化すると、ZZ は近似的に標準正規分布 N(0, 1)N(0,\ 1) に従います。
  • X≧220X\geqq 220 は Z≧220−20010=2Z\geqq \frac{220-200}{10}=2 と言いかえられます。標準正規分布は Z=0Z=0 を中心に左右対称なので、右半分の確率は 0.50.5 です。
  • したがって P(Z≧2)=0.5−P(0≦Z≦2)=0.5−0.4772=0.0228P(Z\geqq 2)=0.5-P(0\leqq Z\leqq 2)=0.5-0.4772=0.0228 となります。

よくある間違い

  • 分散 np(1−p)=100np(1-p)=100 をそのまま標準偏差として割ってしまうミスがあります。標準化では必ず  \sqrt{\ } をとった標準偏差 σ=10\sigma=10 で割りましょう。
  • P(0≦Z≦2)=0.4772P(0\leqq Z\leqq 2)=0.4772 をそのまま答えにしたり、1−0.47721-0.4772 を計算したりするミスがあります。求めたいのは Z≧2Z\geqq 2 の部分なので、右半分の 0.50.5 から引きます。図をかいて、どの部分の面積かを確認すると防げます。

類題にチャレンジ

1個のさいころを180回投げるとき、1の目が35回以上出る確率を正規分布で近似して求めよ。ただし P(0≦Z≦1)=0.3413P(0\leqq Z\leqq 1)=0.3413 とする。

ヒント: B(180, 16)B\left(180,\ \frac{1}{6}\right) の平均と標準偏差を求めて、35を標準化しましょう。

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平均 3030、標準偏差 180⋅16⋅56=5\sqrt{180\cdot\frac{1}{6}\cdot\frac{5}{6}}=5 より Z≧1Z\geqq 1 となるので、P(Z≧1)=0.5−0.3413=0.1587P(Z\geqq 1)=0.5-0.3413=0.1587

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